2021年7月28日、三形態で刊行決定! 2021年7月28日、三形態で刊行決定!

竹本健治著『闇に用いる力学』 竹本健治著『闇に用いる力学』

刊行当時、カルト的人気を博した『闇に用いる力学 赤気篇』から約25年。続編の刊行が待ち望まれていた本作。無慮三九〇〇枚の、泣く子も黙る完全版が遂にできあがりました!
’97年刊行の〈赤気篇〉を全面改定して決定版とし、新刊〈黄禍篇〉〈青嵐篇〉と合わせて、三冊同時刊行されます。

編集部では、この禍々まがまがしくもすさまじい巨篇に似合う「はこ」を用意したいと考えました。
それが、限定刊行される特装版です。〈赤気篇〉〈黄禍篇〉〈青嵐篇〉の三冊をセットにして、作品の世界観を閉じ込めた美麗でしかもファン垂涎すいぜんの豪華特典付き!
これは、たぶん今しか手に入りません!

特装版だけの豪華特典
  • ① 竹本健治 直筆サイン色紙
  • ② 特別小冊子
      〈収録内容〉
    1. ・竹本健治インタビュー/ 聞き手:千街晶之
    2. ・作品解題 /千街晶之
    3. ・エッセイ/ 綾辻行人、法月綸太郎、新井素子、宮内悠介、京極夏彦、北村一男
    4. ・挿絵コレクション/喜国雅彦(39点)
  • ③ 電子書籍版

    下記、電子書籍版(電子書店で販売する『闇に用いる力学 合本版』と同じものになります)

  • ④ オンライン・イベント参加チケット

    読了前提、ネタバレありのトークイベント(Zoomを予定)になります!
    【開催日時】2021年9月25日(土)19時~ 21時 ※アーカイブは残さない予定です。
    【出演】竹本健治氏、綾辻行人氏、坂野公一氏(デザイナー/本書の装幀を担当)

予約受付け中

闇に用いる力学 特装版

限定版300部

闇に用いる力学 特装版

特装版

著者:竹本健治

発売:光文社

ISBN:978-4-334-91412-7

発売日:2021年7月28日発売予定

定価:33,000円(税込み)

予約はkokodeブックスほか、ネット書店などで受け付けます。

  • kokodeブックス

ネット以外の書店でもご注文できます。申込み用紙を下のボタンよりダウンロードして、お名前、ご連絡先、注文数をご記入のうえお近くの書店へお渡しください。

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通常版・電子書籍版の詳細も決定!

通常版

闇に用いる力学 赤気篇

ISBN:978-4-334-91409-7

発売日:2021年7月28日発売予定

定価:3,300円(税込み)

闇に用いる力学 黄禍篇

ISBN:978-4-334-91410-3

発売日:2021年7月28日発売予定

定価:4,400円(税込み)

闇に用いる力学 青嵐篇

ISBN:978-4-334-91411-0

発売日:2021年7月28日発売予定

定価:4,400円(税込み)

電子書籍版

発売日:2021年7月28日発売予定

12,100円

※赤気篇・黄禍篇・青嵐篇+特装版特典小冊子 計4冊の電子書籍セットです
※電子書籍版は、各篇ごとのバラ売りはございません。

内容紹介

終わり、はじまる。
都心に神出鬼没の猛獣があらわれ、墜落事故・爆破事件が連続し、致死率の高いウイルスが蔓延まんえんの気配を見せ、権力者と超能力少年の集団が暗闘をはじめる――。この国は、私たちは、ここで破滅してしまうのだろうか?


赤気篇

 都心の住宅街に人ひょうが出現! 神出鬼没で決して捕獲されない豹に、人びとは静かに恐怖を募らせていく。軌を一にするように、ヘリコプターと旅客機が相次いで墜落し、爆弾事件も連続する。これは終末に向かいはじめる予兆なのか──。折しも、各地で子供の蒸発事件が報告されていた。超能力を得た少年たちが自発的に姿を消したといううわさがあるが、真相はようとしてつかめない……。

黄禍篇

 東京を中心にして、高齢者を狙い撃つように広まっていた突然死ウイルス〈メルド〉。老人の延命治療を打ち切れと主張する〈ウバステリズム〉。暗躍する人喰い豹は巫女みこ装束の女が連れ歩いているらしい。超能力少年集団〈ミュータイプ〉の動向と、貯水槽毒薬投げこみ事件も不安をあおる。一連の事件は相互の関連を示すことなく、解決の糸口も見せぬまま、悪化の速度を増していく──。

青嵐篇

 相互の関連が見えぬまま拡大し続ける、数々の犯罪・疫病・陰謀。それぞれの要因は複雑に絡み合い、敵と味方、頼れる者と裏切り者、生者と死者がめまぐるしく入れ替わる。降り続ける雨の中、陰謀の中心にいるらしい〈PEグループ〉の正体も、彼らの目的も、眩暈めまいの向こう側で朦朧もうろうと揺らめくばかり……。この闇の先に生き残った者に、世界はいかなる顔を見せるのか?

著者プロフィール

竹本健治(たけもとけんじ)
1954年、兵庫県生まれ。東洋大学文学部中退。1977年、『匣の中の失楽』を「幻影城」誌に連載開始。破格のデビューを飾る。同作は『黒死館殺人事件』『ドグラ・マグラ』『虚無への供物』と並ぶ「第四の奇書」と称されるほど高い評価を受け、アンチミステリの到達点として後進に大きな影響を与えた。2017年には『涙香迷宮』で「このミス」1位、第17回本格ミステリ大賞を受賞。他に「ウロボロス」シリーズ、「ゲーム三部作」、『狂い壁 狂い窓』など著作多数。